2006年12月17日

DEEP

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近い雨 遠い稲妻 厚い雲たちこめ

 闇を超えて 深く深く
 沈んでゆくのさ どこまでも往けるさ
 果てまで

仰ぎ見る 霞む山の瀬 深い陰うずめて

 時を超えて 深く深く
 立ち止まらずに どこまでも往くのさ
 果てまで

色褪せる 彼方の中で 光りだす追憶

 傘をひろげ さえぎる雨
 あじさいの花は 笑いながら見てる
 やさしく

錆びた手を 大きくひろげ 駆け上がる壇上

 光と夢 心の底
 いつか来た道を たどりながら奏で
 始める

2006年10月29日

森の境界

I
星はささる森へ 闇を破り力をだす
暗い道のその先から光りめざし走り出した

荒れた道の木立 曲がりくねる闇を抜けて
たどり着いた家をかこむ森はいつもささやいている

朝はひかりを浴び雲をつかみ遊んでいる
鳥はとまり距離をおいて家をみつめはしゃいでいる



II
よどんだ遠い山こがらし枯れた季節
小鳥は夢の中で羽広げて

かすんだ森の中静かな丘を越えて
かくれて遊ぶ子猫

時 沈んだ



III
森の基には影が飛び跳ね
様子をうかがい見え隠れしているよ

光をきらう妖精たちは
手まねで呼んでる「ここで遊ぼ、みんなで」

シャララ...



IV
錆びた空はそこにある...

行進をはじめた森の威信
雷鳴をあやつる山の変身
杖をふりおろして街を総ナメ
おごりすぎた心 神の戒め
空は地に地は空に登りはじめ
阿鼻叫喚の光 巨大なかたまり
逆転の展開 回転の視点
与えられた局面の側面

行進をはじめた森の威信
つぶした直線に晒した曲面に
なす術をなくした卵たちにかかる
与えられた局面の側面
静寂をやぶった森の威信
怒る山は怒る 叫ぶ森は叫ぶ
なす術をなくした卵たちにかかる
与えられた局面の側面



V
星はささる森へ 闇を破り力をだす
暗い道のその先から光りめざし走り出した

朝はひかりを浴び雲をつかみ遊んでいる
鳥はとまり距離をおいて家をみつめはしゃいでいる

2006年10月10日

Monologue (ひとりごと) 英訳=ダニエル兼光

汽車にゆられ人は [+ぐらぐら]
All those people, swayin on the trains, back and forth
話すことはどことなく [+なんとなく]
They all talk like they're so tired, somehow, somewhat
疲れ切ったように [+みんな]
So tired, so very very tired, they all are
息を切らせしゃべる
They can barely breath, but they just keep on talkin'

同じことをずっと [+なんども]
Talk about the same things, over 'n [and] over
だれもかれも変化なく
Every single of 'em, they all talk alike, exactly the same
声を枯らせみんな
Their voices get hoarse, every one of 'em
同じことをずっと [+なんども]
Talk about the same things, over 'n [and] over

いまも人は
Even today _ everyone
赤い朝に生きる
Everyone's _ living for _ the red dawn

黒く高いまどの [「黒い」の前に+とっても]
The windows are tall and oh so black
へやに一人なにもせず
Inside the rooms, people do nothin', nothin' at all
壁の裂け目数え [+それしかやってない]
But countin' the cracks on the walls, nothin' else
まるで死人死人 [+みんな]
Just as if they were dead people, all dead people

なんていやになるの
I can't stand bein' alone, just can't
一人髪をとかすのが
Combing my hair, all by myself, all alone, by myself
いいじゃないかだって
But hey, what's wrong with being alone?
ひとり気兼ねなくて
You can be as you are, as you are, eh?

ふたりそらに
The two _ and the skies [二人_+と_空]
すぎる思い永遠に
Memories gone by, _ all gone by _ forever

急に降った雨は [+降り注ぐ]
Its raining all of a sudden, raining down
ぼくの上でためらわず [+僕の真上に]
Raining on me, deliberately, right on top of me
ひどくもっとひどく
Raining even harder, even harder
なぐりながら落ちる [+身体を伝う]
Beating down on me, running all over me
posted by sumakunio at 22:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 美狂乱 / 美狂乱 (Bikyoran)

2006年08月20日

都市の情景

AlbumTitleAnthology.gif

人の群れの 中の人へ人の中の 群れの人へ
ビルの群れの 中のビルへビルの中の 群れのビルへ

 人もいつかは判るだろう

山の群れの 中の山へ山の中の 群れの山へ
都市の群れの 中の都市へ都市の中の 群れの都市へ

 人もいつかは判るだろう

お伽世界

いつかのあの日おぼえている?
きみもぼくも何となく

見ているようで見ない振りして
いつもふたりで話し合ってた
互いに何か感じていた

いつかのあの日おぼえている?
きみもぼくも何となく

知ってるような知らない素振り
影に隠れて話し合ってた
輝きすぎて何もできない

いつかのあの日おぼえている?
きみもぼくも何となく

慣れてるようで慣れない素振り
子供のように話し合ってた
幸せすぎたあの日

未完成四重唱

いつしか光がわたしを包み今にも
そばにやってきそうな...
天使のようなあなたの瞳に一目で
愛を感じてしまった

やさしい笑顔手を振るしぐさ陽気な
こころがいつも溢れている
天使のようなあなたの瞳に一目で
愛を感じてしまった

突然の出会いに驚いていた胸は熱く張り裂けんばかり
ああ、なんとすばらしい
ああ、この幸せよ
ああ、生きていることを
ああ、忘れていた 神様

あの人だけを愛し続けるとぼくは誓う力のかぎり

海の情景

海 いつか帰るそのふるさと
空高く翼ひろげて舞うカモメたち
そこから見えるかい?
駆け抜ける黒い影

光も届かぬ大きなその影
けれども大地は変わらず育ち続ける

いま強く光りだす朝日は
野を超えて眠りから覚めた子馬たち
そこには来ているかい
何もかも連れ去る影

どこからともなく近づくその影
けれども大地は変わらず育ち続ける

夜はやがて黒いベールで音もなく包み
光は消え失せ浜辺は色褪せ
時は止まり宇宙が広がる
眠ってる子犬 

死にゆく人たち
またたく星たち

月はやさしく蒼く輝き
何もないような平和なやすらぎ
浜辺の囁き

海 いつか帰るそのふるさと
空高く翼ひろげて舞うカモメたち
そこから見えるかい?
駆け抜ける黒い影

狂暴な街

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ざわめく街の光の中 あつく燃え上がる
ちぎれた空を漂っている
うそのささやき

死んでいる街の人々が 起きて歩きだす
狂暴な街のあちこちで
舌をからめる

そしらぬ顔の人々には 道はひとつだけ
咲いている花を踏みつけては
さきを争う

嘆きの月は照らしている 襲いかかるとき
火を吐く龍の裏側にある
怯む心を

突然の光の帯を追いかけながら
駆けぬける天も地もないその彼方へ
いつしか輝く時も消えてしまい
今はただぶ厚い闇に阻まれ

ひそひそと話を交わす狼たちは
刺すようなまなざしで挑みかかる
互いを確かめあい近づいてくる
月明かり無情に照らし微笑んでいる

黒い雲が沸きだし星を隠す
槍の雨にさらされた死にゆく街
せわしなく通り過ぎる老いた犬は
瞬間のその命かみしめながら生きている

かすかな緊張の中 小さく隠した真実

警笛が叫ぶとき幕が落ちる
立ちのぼる陽のひかり 静かに揺れる

地に足

眼をあけて天井見てる
夢のはざまかけめぐる
騒ぎだす時計の針が
呼びかけている現実を
誘われた優雅な世界
どんなことも許される
すべりこむ電車の中は
むさ苦しい夏の夜

今日も駆け抜ける待ち受けている行き先は
暗く沈んでる時が止まる永遠のぬけがらさ

乾涸びた掟をまもる
カビの生えた戦士たち
足枷をはずす事など
今はとうに忘れてる
右へ行き左へ進み
上にのぼり下を向く
春が来て夏が過ぎ去り
枯れ葉が舞い年の暮れ

今日も駆け抜ける待ち受けている行き先は
暗く沈んでる時が止まる永遠のぬけがらさ

いつだって踏みつけられる
使い捨ての戦士たち
潰された瞳でいつも
みつめている夢の国
ばたばたと腹をすかせた
待ちわびている雛たちに
ぐるぐると巻付けられる
鎖はもうほどけない

今日も駆け抜ける待ち受けている行き先は
暗く沈んでる時が止まる永遠のぬけがらさ

狂暴な宴

銀の皿にワイングラス 輝いて
派手な衣装身にまとった 人々が
ふくらんだ自慢話しなど がやがやと
いつのまにか 始まってる

丸焼の哀れな羊 がつがつと
火の出るようなこはくの酒 飲み干して
あたり構わずつばを飛ばし 声かけて
リズム 刻み 踊っている
 
 疲れを知らない 歪んだ目先の快楽
 なんて素晴しい

君の視線燃えているよう そうかしら
ほしいものは何でもいい うれしいわ
ちりばめたダイヤモンドとか 簡単さ
いいの? いいさ 夢をあげる

月夜の下休もうか まだいいわ
甘い酒をついであげる 少しだけ
守ってね約束のダイヤ だいじょうぶ
外の 空気 吹いに行こう

 疲れを知らない 歪んだ目先の快楽
 なんて素晴しい
 
銀の皿にワイングラス 輝いて
派手な衣装身にまとった 人々が
欲望に身を任せながら 平然と
それは それで 楽しいのさ

丸焼の哀れな羊 がつがつと
火の出るようなこはくの酒 飲み干して
相手構わず当たりをつけ 近づいて
いつの まにか 友達顔

 疲れを知らない 歪んだ目先の快楽
 なんて素晴しい